2010年10月31日日曜日

最高の朝、8時30分

5th week もあっという間に過ぎ去りました。

今週はナイジェリア人のフラットメイトと喧嘩して色々考えさせられたり
統計処理のコンピューターソフトを使う授業がとうとう始まってアワアワしたり
近代疫学の父と言われるジョン・スノウ(コレラの蔓延を止めたと有名な人)の名を冠した有名なジョン・スノウPUBにクラスメイトと行ったり(平日なのに滅茶苦茶混んでた)
ハロウィーンがあったり、サマータイムが終わって日本との時差が9時間になったり
よりどりみどりの一週間でした。

中でも一番のイベントはPersonal Tutorとの面談でした。
Tutorシステムが充実しているという評判のイギリスですが
逆に言うとかなり自主性が重んじられ主体性を求められる、という事でもあります。

Tutorシステムとは「自分がどうしたいのか」を自分で考え
Tutorがそれに対し最大限の手助けをする、というシステム。

僕のTutorは僕の所属する獣医カレッジの疫学部門のボス教授で
FAOとかWHOの顧問でもある一言で言うと、超偉い人です。
面談は近くのSt.Pancrass駅のコーヒーショップで朝8時30分から。
正直な所、寝坊したらどうしよう…と、面談前日は緊張しすぎて全然眠れませんでした。

でも、最高の面談になりました。

僕らは来年の夏に各自プロジェクトをやらなければいけないので
その内容について大まかに何個か考えていったのですが
全然そんな話じゃなくて、授業どう?とか、良くない先生居なかった?とかフランクな話と
今後の生き方(?)についてのアドバイスでした。

感銘を受けたのは
“君は日本人なんだからそのメリットを最大限生かしなさい”というアドバイス。

この分野は日本では(多分)まだまだ片手で数える位の研究者しかいなくて
それもあって日本を飛び出してきたわけです。
その教授はドイツ人なのですが
「ドイツも日本も保守的で、こんな物いらない、という態度が似てる。
日本は技術も凄いしシステムも合理的。だけど研究は無駄なお金が多い。」
後半部は特にこちらに来てすごく感じてた事だから納得。

日本に比べればこちらの方がこの分野で研究費を取ったり大きな組織に属したりして
研究を続けていくことは、まだ可能性が高い。
だけどそこで日本じゃ無理だ、と諦めて海外の組織ばかりに頼るのではなく
「自分で日本を変えていけ!」という位のメッセージだったと受け取っています。
うーん、生かされることばかり考えててそんな事考えたこと無かった!

同時に、アジアの中でそして世界の中での日本の立場、中国の躍進
そして日本はこれからどうするのか、というグローバルな視点から
“一日本人”に対する強烈なエールを貰いました。
そして先生の知る先輩日本人を紹介して貰いました。

一段階、いやもっともっと視野が拡がりました。
そして多分…だけど試されてる。
まだまだペーペーだけど
これから自分がどれだけ何が出来るかワクワクする。

うーん、教授、乗せるのうまいなぁ!
そして自分もつくづく単純だなぁ!まあいっか。
モチベーションが100倍位になった!

別れた後学校に向かう道もしばらくニヤニヤしちゃった最高の朝でした。

3 件のコメント:

  1. そう言った出会いと気付きの為に、遥かイギリスまで留学しているのですね(^_-) 世界は狭く均質化(グローバル化)していると同時に、個別化や民族や文化の先鋭化も起きています。その中で、私達日本人の在り方はとても重要なテーマ。分野は違うし年齢も違うけど、同じテーマに取り組んでいる人達は沢山いますよ(^∇^) 頑張れ、あらた君(^_-)

    返信削除
  2. Tsutomuさん>
    良く皆さんが日本を出ないと日本は見えない、とおっしゃいます。ほんまかいな?と実は半信半疑だったのですが、本当でした。
    それと中国の事とか頭では分かってるつもりでした。「日本は状況を正しく認識しなきゃいけない。」ドイツ人に言われると衝撃的です。良い先生に出会いました。
    日本のそして日本人の未来、もうボヤボヤしてる時間は無いんですね。
    ありがとうございます!頑張ります!楽しみです!
    帰国してお話するのも楽しみです!
    ところで、とらさん…ですよね?

    返信削除
  3. ゴメン、トラって書いていなかった^^;
    トラです。今回の書き込みにはちゃんとHN入れてますよ〜

    返信削除